TRAVEL チベット


もうすぐ昔話かな。中国が来るまで何代ものダライ・ラマが住んでいた。
(2007年11月 チベット ラサ)



チベットの言葉で"天の湖"。ナムツォの由来に全くもって異論なし。
(2007年11月 チベット ナムツォ)



広大な大地に居るもの。羊のみ。
(2007年11月 チベット チベット鉄道)



チベットで2番目に栄える街は、すでに時間が止まりそうな程のんびりする。
(2007年11月 チベット シガツェ)



ダライ・ラマも属するチベット仏教ゲルク派の総本山。山頂は巡礼者たちの静かな熱気に包まれる。
(2007年11月 チベット タクツェ)



荒れた呼吸が耳から消える。急な階段を登りきった一番上。
(2007年11月 チベット ギャンツェ)



ここまで人々を突き動かす原動力はなんなのか。その意味を知ったとき熱くなる。
(2007年11月 チベット ラサ)



このローカルバスは外国人は乗ってはいけない。チベット内を移動する時は"外国人旅行書"が必要だけど、こっそり乗車。運転手とかは黙認。
(2007年11月 チベット 川蔵公路)



秘境の奥地はどんどん秘境ではなくなっていく。どこまでが正解で、どこからが不正解なんてわからない。
(2007年11月 チベット ナムツォ)



富士山より高い場所、激しく乾燥した大地。過酷な環境があるから、幸せに生きる方法を考える。
(2007年11月 チベット ラサ)



一瞬で過ぎ去る景色にも、ひとつひとつの人生。
(2007年11月 チベット チベット鉄道)



泥にはまって完全に進めなくなる。バスを押して200メートルをダッシュ。うっかりしてた〜!4500mの高地で一気に頭が割れるように痛みだす。地元の人と同じ行動は危険すぎる。
(2007年11月 チベット 川蔵公路)



巡礼客にうながされ一緒に五体投地。うれしそうな笑顔にこっちも満たされる。
(2007年11月 チベット タクツェ)



100年前に争いの場になったという話、すでに神話っぽい。
(2007年11月 チベット ギャンツェ)



見逃してしまうような小さな事にも気づく、ここはシンプルな世界。
(2007年11月 チベット ラサ)



成都からラサへの約50時間。開通して1年弱の列車に乗って2泊3日の旅。
(2007年11月 チベット チベット鉄道)



標高6千メートル。背の低い山々も、シークレット大地のおかげで数字が伸びる。
(2007年11月 チベット ナムツォ)



笑顔に何度もなれる、家をぬって走る狭い路地。
(2007年11月 チベット シガツェ)



チベット仏教って、言っている内容は量子力学と同じ。心の科学と呼ばれる教えは、知れば知るほどおもしろい。
(2007年11月 チベット ラサ)



めったに早起きなんてしない。日の出はいつでも特別な瞬間。
(2007年11月 チベット タクツェ)



3日目。目が覚めたら銀世界。
(2007年11月 チベット 川蔵公路)



片方は田舎暮らしにあこがれ、片方は都会暮らしにあこがれ。まずはどっちも見れる側でラッキー。
(2007年11月 チベット ギャンツェ)



駅前は気持ちいいくらい何にも無い。秘境駅、でもいいよね。
(2007年11月 チベット チベット鉄道)



ダライ・ラマ14世が当時座っていた椅子やベット、風呂場やレコード。無言のお布施あり。
(2007年11月 チベット ラサ)



主が戻ってくる日を願い、五体投地に祈りをのせる。
(2007年11月 チベット ラサ)



牛の放牧、ビリヤード、水汲み。玄関の前にひろがる無限の可能性。
(2007年11月 チベット シガツェ)



昼頃、外人をチェックする最初の公安(警察)の検問。前の乗客のまねをしてしゃべらずバスチケットを見せてクリア。
(2007年11月 チベット 川蔵公路)



ひとつ見っけ。お寺は幸せ探しの場所。
(2007年11月 チベット タクツェ)



カーブの先に見える走る姿。旅している実感で一瞬の高揚感。
(2007年11月 チベット チベット鉄道)



あこがれさせるための豪華な世界。
(2007年11月 チベット ギャンツェ)



自分たちの大きさを知れる場所。
(2007年11月 チベット ナムツォ)



確かに地球の上を走っている。いつもはどこを走っているんだろう。
(2007年11月 チベット チベット鉄道)



マニ車が並ぶお寺の巡礼路。1つ1つ回していると、心が空っぽになる作用あり。
(2007年11月 チベット シガツェ)



左貢(ゾゴン)という町を過ぎた後、絶景の峠下り。
(2007年11月 チベット 川蔵公路)



パタパタと響きわたる窓の布。心までさらう清らかな風。
(2007年11月 チベット ラサ)



通じる言葉がなくても大丈夫。
(2007年11月 チベット タクツェ)



繊細に造られた仏像や壁画。たくさんあると飽きずに見る修行。
(2007年11月 チベット ギャンツェ)



観光客なんて来ないヒマラヤ奥地だけど、こんなに素晴らしい世界があるんだな。
(2007年11月 チベット 川蔵公路)



ダライ・ラマに次ぐパンチェン・ラマのお寺。苦悩の中心になっても平和を残す。
(2007年11月 チベット シガツェ)



自由奔放な風。飽きない時間。
(2007年11月 チベット ナムツォ)



絶景の先にさらなる絶景。島国とは大きさが違うよな。
(2007年11月 チベット チベット鉄道)



ポタラ宮内は撮影禁止。各部屋に監視カメラとマイク。監視員もたくさん。平和な場所をあえて物々しくする。
(2007年11月 チベット ラサ)



冬に向けて準備をしないといけない場所。もうすぐ厳しい季節がやってくる。
(2007年11月 チベット 川蔵公路)



胴体ズラッ。頭部ドサッ。肉を食べるくせにドキッ。
(2007年11月 チベット シガツェ)



雲ひとつない平面空。砦は見上げる楽しみつくる。
(2007年11月 チベット ギャンツェ)



雑音がない世界。響きわたる自分の足音。
(2007年11月 チベット タクツェ)



息苦しいのは後回し。標高4700メートルで無我夢中。
(2007年11月 チベット ナムツォ)



ここにある色は、にぎやかな街の色より心を刺激する。
(2007年11月 チベット ラサ)



静寂の湖は、駅の名前になり路線図に書かれ、脱静寂。
(2007年11月 チベット チベット鉄道)



景色は良いのに道路が最悪の状態。2日間進んだ距離を考えると、今日中にシャングリラに着きそうだけど、一気にペースダウン。
(2007年11月 チベット 川蔵公路)



街の端から端を見渡せる。その大きさがたぶんちょうどいい。
(2007年11月 チベット シガツェ)



景色を眺める一瞬の1時間。時間の流れは平等じゃない。
(2007年11月 チベット ギャンツェ)



祈りをのせた煙は、青いキャンバスで風の姿を描く。
(2007年11月 チベット タクツェ)



マイナス10度はあると思う極寒。毛布まで巻いて、地元民は生活のためにバイク乗る。
(2007年11月 チベット ナムツォ)



泥の峠道を抜けたら、深い谷のかなり危険な道へ。はるか下には荒々しく流れるメコン川。結局この整備されていない悪路を丸1日走る。
(2007年11月 チベット 川蔵公路)



チベット仏教の聖地ラサ。その中でも1番の聖地。お寺の入口は一心不乱の五体投地。
(2007年11月 チベット ラサ)



霊感持っていないけどパワーが強すぎる。内部は飲み込まれるほどの熱気が渦巻いている。
(2007年11月 チベット ラサ)



単線なのでたまに行き違いの停車。短い時間、静まりかえった本当の景色。
(2007年11月 チベット チベット鉄道)



慈悲の心で思いやり、相互扶助で思いやる。お寺とモスクがお隣同士。
(2007年11月 チベット シガツェ)



ガイドが居ないと3秒。ガイドが居たら10分。マンダラは見方次第。
(2007年11月 チベット ギャンツェ)



去り際の輝き、ひとつの心残り生む。
(2007年11月 チベット ナムツォ)



ヒマラヤ山脈のど真ん中、ちょっと変わった景色では驚かない。
(2007年11月 チベット 川蔵公路)



近づく夜明け。はためく音は重さを増して現実味をおびてくる。
(2007年11月 チベット タクツェ)



カップラーメン越しの車窓に羊たちの食事。絶景を見ながらの昼飯っていいよね。
(2007年11月 チベット チベット鉄道)



1時間ぶりのまぶしい世界。極楽よりまだこっちの方が好きみたい。
(2007年11月 チベット ラサ)



小さな一歩は本当に小さすぎ。五体投地しながら目指す、聖地ラサ。
(2007年11月 チベット ナムツォ)



中国の侵攻で壊滅。そして再建。元に戻っても前とは違う。
(2007年11月 チベット シガツェ)



だいぶ山が低くなっても、まだまだ富士山より高い場所。
(2007年11月 チベット 川蔵公路)



ちょっとしたヒラメキが、人々を魅了するのかも。
(2007年11月 チベット ギャンツェ)



尾を引く車窓。目的地はどんな場所。
(2007年11月 チベット チベット鉄道)



まぶしすぎる屋外から暗い内部に足を踏み入れる。ゆっくり目の前に現われるブッダ。
(2007年11月 チベット タクツェ)



お土産屋に並ぶのは種類豊富な仏具たち。巡礼客と観光客は欲しいもの違うよね。
(2007年11月 チベット ラサ)



落石防止の工事をしても新たな落石。自然にはかなわないけど、あと数年もすれば、今よりずっと走りやすい道に変わっているかな。
(2007年11月 チベット 川蔵公路)



国が違うと必要なものも違う。のぞき見したくなるのが市場。
(2007年11月 チベット シガツェ)



汚れる理由がひとつもないから透き通る。
(2007年11月 チベット ナムツォ)



日本は醤油くさい。インドはスパイスくさい。チベットはヤクのバターくさい。それぞれの国が持つ文化の匂い。
(2007年11月 チベット ラサ)



上書きされないように記憶しても、次々上書きされる。
(2007年11月 チベット チベット鉄道)



それぞれの板にはお経が彫ってある。体を鍛えるのと同じ、ここは心を鍛えるジム。
(2007年11月 チベット タクツェ)



宿でお湯が出る喜び、暖房がつく喜び。ただの当たり前が幸せに変わる。
(2007年11月 チベット シガツェ)



不思議な魅力を持っているのが、一瞬で通り過ぎる町。
(2007年11月 チベット チベット鉄道)



名もない絶景を次々と走り抜けていく。
(2007年11月 チベット 川蔵公路)



ときどき馬の足音が響き、ときどき子供達の笑い声が響き。静かな町。
(2007年11月 チベット ギャンツェ)



平和だった場所に列車が走る。そりゃみんな驚くはずだ。
(2007年11月 チベット チベット鉄道)



聖地を1周する巡礼路は一日中にぎやか。今日もモーニング巡礼でいい目覚め。
(2007年11月 チベット ラサ)



標高5190mの峠で感じる空気。少しの歩みが全力疾走。
(2007年11月 チベット ナムツォ)



標高5000mを超える世界は、標高5000mらしさを出さない場所。
(2007年11月 チベット ラサ)



いい景色を見ながら衣食住に困らずのんびり暮らす。コンクリート見ながらお金に困らずせかせか暮らす。
(2007年11月 チベット 川蔵公路)



誰も見た事のない輪廻から解脱した世界。最高の想像力で描かれる。
(2007年11月 チベット ラサ)



雄大すぎて全貌をつかめない。でも、家で衛星写真を見ながら地元の人より詳しくなれる。
(2007年11月 チベット シガツェ)



温もりと高揚感まであと少し。
(2007年11月 チベット タクツェ)



全線をたった5年で造り上げる。不安はあるけど、この速さは本当にすごい。
(2007年11月 チベット チベット鉄道)



昨日会った人と再会したり、土産屋のおじさんと再会したり。1周1キロの巡礼路はどんどん楽しい道になる。
(2007年11月 チベット ラサ)



等しく動いているはずだよな、時間。
(2007年11月 チベット ナムツォ)



二日目の明け方、乗客全員がバスの外の暗い山中へと降りだす。言葉通じないから心底不安になりながらついていくと、100mほどの古い木製つり橋を渡ることに。バスの重量を少しでも軽くしたいから歩いたみたい。
(2007年11月 チベット 川蔵公路)



つり橋のちょっと後。検問があったのに気付くも完全に油断。日本語で話していたら、知らない間に公安が車内に来ていて見事に検挙!公安の建物で1時間押し問答した末、賄賂。ではなく罰金500元(約7500円)を払う。値切りにも応じてくれず、でもちゃんと領収書をくれた。項目が"非法旅行"となっている。
(2007年11月 チベット 川蔵公路)



自分たちの日常って、心が戦争状態の中で生きている。
(2007年11月 チベット ギャンツェ)



アンテナじゃなくて湯沸かし器。乾燥した高地で沸騰する科学。
(2007年11月 チベット シガツェ)



いつも寺院の前で気づく、空の青さ。
(2007年11月 チベット タクツェ)



やっと長い旅路は終わろうとしている。ラサまであと少し。
(2007年11月 チベット チベット鉄道)



色鮮やかな新人と色褪せたベテラン。はためくたびに幸せの祈りを飛ばし、ゆっくり朽ちていく。
(2007年11月 チベット ナムツォ)



ガソリンスタンドなんてほぼ無い道中。でっかいタンクと予備タンクに積んで、無くなったらその場で補充。でも真横でタバコ吸わないで!
(2007年11月 チベット 川蔵公路)



心動くかな。中国の国旗がはためくチベット人民家。
(2007年11月 チベット シガツェ)



知らない村が流れ、知らない人が流れ、知らない世界の大きさ考える。
(2007年11月 チベット チベット鉄道)



天国は地獄があるから存在する。幸せは苦しみがあるから存在する。
(2007年11月 チベット ギャンツェ)



大きな幸せを1つ狙うより、わずかな幸せをたんさん手にする方がお得かな。
(2007年11月 チベット タクツェ)




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