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街が無人になる日曜日。すれ違うのは、1点見つめで体育座りする人と千鳥足で奇声をあげる人くらい。

青色の海は近いけど遠い。河口はジャングルから来た冒険色に染まる。

人の気配がない街で、カメラを止めるな!振りかえるとゾンビいそう。

通じない言葉で声をかけられる。友好的かどうかなんてすぐわかる。退散!

見どころが無い町だから見どころになってしまう橋。100%ガッカリされるから橋も嫌だよね。

店先に無数の防犯カメラ、厳重な2重扉、中に入ると中華レストランで中国人お兄さんが迎えてくれる。天国に思えてくる。

冷房のないバスはサウナシステム付き。

たぶん冷たくて甘い。ガリガリ君のソーダ色。

鉄格子の先の暗闇からほしい商品を見つけ出す。雑貨屋での買い物は眼精疲労つき。

南国ではピンクの花より赤の花が似合う。なんてイメージは自然界に操られて作られたものかもな。

国境をメキシコへと渡る。冷房がある幸せの国へ。
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