|
|
ぎゅうぎゅうのローカルバスを降りたら、お出迎えは澄んだ空気と土の匂い。
直進するとヒマラヤを越えてチベットへ。右折すると山脈を下ってインドへ。混雑とは無縁の一大ジャンクション。
そこら中に隠れ神様。八百よろず以上にいるのがヒンドゥー教。
わらより木より強いはずのレンガの家。危うさを感じるレンガ3階建ては守ってくれるよね?
紫の木を見つけ、ふとピンクの木の事をじっくり考える。
ただ歩くだけで幸せ物質あふれだす。パナウティという村まで5時間のトレッキング。
疑いもしなかった解に疑い。この生活を捨てて便利さを手に入れたこと。
平和な山頂に小さな祠とライフル銃。見晴らしがいい所は神様にも軍隊にも都合がいい。
登り道から下り道に変わる小さな峠。かすかな達成感がいつまでも記憶に残す。
"趣味は山登り"。山登りが日常の人たちへ言うと不思議な顔される。
世界中の道を自由に歩ける選ばれた人。日本人に生まれた幸運を使わないで死ぬのはもったいない。
特別感を演出してくれるのが旗。チベット仏教の聖地も運動会も。
にこっと笑ってナマステと挨拶をする。言葉がわからなくても繋がる術。
たくさんの物語を見逃さず。隣の村までバスに乗ろうかと迷ったあとに。
ほらっ、ゴールの村がゴールらしく現れた。
静まりかえる村。寺の軒下には爺ちゃんたちの団らん。
|
|
|