|
|
サイゴンと呼ばれていた頃の面影は、発展した大都市へと入れ替わる。
世界中のバックパッカーが集まるデタム通り。騒々しさの中に絶妙のおしゃれさあり。
謎の高熱にうなされる夜。一晩中喧騒の絶えない通りは、薄い壁の内まで安心させる。
バイク、バイク、人、車、バイク、バイク。
ループしているかも車窓。
知らない街の知ってる言葉に安心感。
果物やら香水やら、複雑に交じり合う市場臭に脳は興奮。
味も名前も知らない果物たちを前に、世界の広さを思う。
ど派手な光で輝く白い魚、夜になると人々をおびき寄せ。
建物正面の幅で税金の大小が決まるという事は、みんな奥行きが長い家になる。
電線の多さを見すぎると、電線の束を見るだけでベトナムを思い出す。
米粉で作られた麺料理"フォー"。日本で米麺が流行らないのが謎になる。
ハンモックで寝ながら店番。こういう所がこの国の居心地の良さ。
|
|
|