|
|

2800年前に繁栄した王国は、大地にひっそりと跡残す。

誰もいない朽ち果てた遺跡で、1対1の歴史をたどる。

あと200年くらい、早く来てればな。

髪をボサボサに乱す海風は、風上の景色をさりげなく教えてくれる。

鉄柵が隔てる過去と未来。

やるな、古代人。

誰もいない移動手段もない遺跡の出口。これからどうしようと途方に暮れる時間も好き。

狂気から平穏へ、面影をなくした円形闘技場。

ローマ劇場を1番上まで登ると、主役は舞台ではなく輝く地中海。

タクシー運転手は日本の平和を知りたがる。新たに手にした革命の功績をたぶん見極めるため。

いつも心に残るのが夕日。
|
|
|