|
|

世界中どこでも共通なことは、田舎はゆっくり立ち止まれる。

道路へこぼれる生活音、想像膨らむ塀の向こう。

朝のBGMは小鳥たち、夜のBGMはカエルたち。

同族が暮らす小さな村を、自由に歩けるのは世界遺産のおかげ。

どんなに時代が流れても、住みたい家の基準って同じかな。

この村の個性がわかるのは丘の上から見下ろした景色。川が円を描いた内側にたたずむ村の姿は見れずじまい。

すぐに比べたくなるのが自分の国。

仮面劇が有名な村で、仮面から想像できるのは優しい物語。

最後まで行ってみたくなるのが一本道。

素朴さは演じられているのかも。黒塗りの高級車も走る村。

門の広さが奥の想像をふくらます。

世の中どんなにオンラインになっても、井戸は会議場所。

意志と感情、ケヤキの木ってありそうな。

村人みんなで大工の技術あり。

家だって地産地消。

第一村人が三輪バイクの修理中だと良い村。

何十年かぶりのブランコはぎこちなし。

愛くるしさって大きさによりけり。

ハングルより漢字プリーズ。アンドン駅に安心の到着。

始発のホームに一番乗り。列車に乗り込むのは2番手になるまで様子見る。
|
|
|