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近くて遠かった国は、思った以上に親しみやくて居心地の良いところ。
静まりかえる世界遺産の教会。誰もいないおかげで神様を独り占め。
神様だって苦しむ時期がある。
海の匂いをつけた涼しい風は、全身脱力の魔法をかける。
停車すると汗がふきだして気が遠くなる。外側はかっこいいけど、中はサバイバル。
自分と向き合う場所は、入る前からその気にさせる。
祈っても祈らなくても、神様がいてもいなくても、望むものは同じかな。
たくさんのピースの中でだんとつの力を持っている。人類が惚れる金。
じつは、庶民のレストランが一番おいしかったり。
他人の日常を、自分の日常のようにふるまう。不思議だけど気持ちいいんだよな。
街を守る要塞で、ふいに日本という言葉が現れる。過去を知り少し居心地悪くなる。
色がない世界は罰になる。たくさんの色に囲まれていて良かった。
1本の川は世界を分ける。対岸のスラム街は遠い遠い世界。
感動の物語を演技中。遠くから見たら学芸会っぽいけど。
どこから落ちてもジャッキーチェンになれる場所。
ごちゃごちゃした市場。東南アジアだと思い出す。
いつもとは違う視線から見上げる街は、青空までが少し遠い。
鳥の姿と肉の姿。都合よく忘れられるのは生きる為。
言葉がわかってもわからなくても、花魁らしさはしっかり溢れている。
なんの変哲もない街路樹だけど、ちょっとだけ安らぎをくれる。
どこまでも続く携帯売り場。世界共通の必需品。
にぎやかなモール、陽気な日常をやじうま。
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