シリア第2の街は紀元前2400年から喧騒を継ぎ足し中。 想像力をかきたてる難攻不落。城へ通じる唯一の橋渡る。 街を見下ろす城の上。遠いモスクから流れる説教が風まかせで飛び交っている。 崩れた城の跡で全身を使ったアスレチック遊び。 日常だったと知るテレビの中の世界。 欲しい物はなし中毒性はあり、長さ1キロ続くアーケード市場。 知らない言葉の騒々しさが心地いい和音。 素敵な香りつきの服屋さん。両隣にはお香屋とスパイス屋。 血の匂い、たかるハエ、食欲わいてこないのは日本のスーパーのせい。 GDPという数字だと圧倒的に低い国。豊かさは数字だけでは表せない。 ここは石鹸の発祥地。店先に高く積み上がっても、ボディーソープ派なんだよな。 千年の歴史を歩んできたモスク。何度、戦争や地震で破壊されても美しさを取り戻す。 一杯のコーヒーのように、騒々しい街から静寂のモスク。 また1つ、今まで知らなかったシリアを好きになる。 モスクから流れるアザーンは街溶かす。