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暑い日ざしが照りつける頂上で、人も猿も世界遺産の寺院も、岩陰で暑さをしのぐ。

仏像が並ぶ洞窟にあるのは究極の静けさ。

電気がない時代、きっとあいまいでちょうどいい空間。

物があふれ騒がしくなるほど欠けてくる微細。

いくつもの部屋があり、いくつもの似た仏像が並ぶ。飽きずに観光するのも修行かな。

時代はあまりに変わりすぎ、想像しても宇宙人しか出てこない。

時代は変わっても極楽という世界だけはたぶん同じ。

精神世界から外に出たとたん、こっちの俗世界がいいやと確信する。

大仏は猿が集まる場所で座禅する。人々の平和より、まずは猿の群れの平和が先決かな。

日向と日陰の境はいつも無音で切り替わる。

15m級の巨人に自ら飛び込んでいく恐怖。

遠くに離れてやっとみーつけた。シーギリヤロック。

ジャングルに埋もれたホテルで次々と現れる動物。

お互い興味津々。湯船につかりながら猿と見つめ合う。

遠い異国の車窓にも現れる里山らしき場所。

どんどん巨大化するブッダ。でも祈りが届く気がするのは同じ目線の小さなブッタ。
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