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いつかどこかで聞いた言葉は、異国情緒あふれる街の名として復活する。

あまりにも巨大すぎる門、猫の気持ちで扉ぎゅーっ。

息をのみ、のんだ息を深く吐く。そして一言、すごっ。

新しいモスクは巨大なくせして繊細。現代の技術と大金があれば、かなわないものはない。

遠い反対岸からやってきた。とうとう大陸の端に沈む夕日とご対面。

夕暮れのぼんやりする時間は世界共通。

この場所に訪れた偶然。この時間に訪れた偶然。すべてが偶然だな。

電球の灯りは市場の活気をマイルドに沈めていく。

やわらかい光に包まれた旧市街。まぶしい光を放つ新市街。はざまの横断歩道に立って、どっちも好きだよな。

駅前は拍子抜けするほどのんびりした場所。安宿にカバンを置いて、まずはオープンカフェで一休み。

旅の始まりと終わりの駅は、ワクワクとさびしさの両方を知っている。

マックとケンタッキーが並ぶ通り。グローバルは安心感を生む。

どこにでもある個性のない景色。ただ、アザーンが街に響く時、強烈に個性を出してくる。
切れよく反響してアザーン。
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