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世界遺産の小さな村は、荒野に浮かぶ摩天楼に見えてくる。
過去ではなく未来の方へタイムトリップした姿。
住居にするか遺跡にするか、住人は残り数家族。
村の1番上から見下ろしてもファンタジー。
せかせかの観光客へゆっくり道ゆずる。
静かな街はフライング気味に夕日色。
この景色に飽きるかな。確かめたいから住んでみたくなる。
旅人は歩くのが仕事。車しか通らない道で絶景探し。
本物を知って謎がとける"こうのとり"。
夕暮れに食べる夕食。1番おいしく見える時間。
小石はつま先に弾かれ飛んでいく。この景色を久しぶりに変えた人間かな。
この場で癒してくれるのは、涼しいテントではなく、おいしいミントティーでもなく、マイペースな白い猫。
見ごたえたっぷりの街道をひた走る。ドライバーだけが3日間過酷な移動。
人は規則正しく造り、自然は不規則に造りなおし。
非日常を旅している向こう側は、ありふれた日常。
世界中に散らばる見たこともない景色を1つ追加。
一瞬で通り過ぎる町に見つけたのは、バラの香り。
断崖絶壁の谷底にあるレストランはどの席も薄暗い。
ダイナミックすぎて峠の上でも下でも変わらない。
谷に流れるのは森。遠くの街まで緑を運ぶ。
雨上がり、大地の匂いで深呼吸。
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