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"コチコル"、覚えたてのロシア語キリル文字で町発見。でも家なんて1つもないからきっと読めてない。
名前があるのかわからない。でも、"キルギスで見かけた小さな湖"。ほら、もう一生忘れない。
緑があるから人は住む。人が住むから緑はある。どっちかわからないけど、とにかく町は近い。
ミニバスに無銭乗車したハエたちと、小さな町コチコルに揃って降車。
すぐバレる。バスを降りた周辺だけの賑やかさ。
スカスカの町は簡単に絶景発見。
畑仕事も一緒に風光明媚。
怖さゼロ、ミニチュアのかわいいお墓。
なんもない。町はずれのガソリンスタンドを出てまだ30秒。
コチコルからソンコル湖への長い道のりは、カフェインなくても眠気無し。
未舗装の道路は景色が変わる合図。
小さな峠に立ってフライングの達成感。
目の前になにが来たっていい景色。
第一村人は見えなくなるまで手を振ってくれる。珍しいだろう外人も、印象づくりで精一杯振り返す。
ちょっともったいない、あっという間に見えなくなる車窓。
我に返ると、窓におでこの脂がべっとり付いてるし。
たぶん、100万年前から同じかな。
水があるから雲にもある。落ちてもおかしくない重量。
邪魔してごめんね。
お、おこってる?
標高3600mの無名の峠にあるのは無名の絶景。
富士山と同じ高さ。この基準はどこに行ってもつきまとう。
隠れているのに目立っている。さすが秘境の湖。
今日何度目かの、邪魔してごめんね。
至福のうとうと。ビシュケクからコチコルへの長い移動。
昔訪れたパキスタン北部に似た風景。そういえば、国は違っても地図だと近い。
突入!ヤクの群れ。
ずいぶん遠くまでやって来た。
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