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湖水浴でにぎわうイシククル湖の町。でも、面影が見当たらない9月下旬の肌寒さ。
対岸で高さ4000mの壁をつくる、まさに天山山脈。
たぶん魚にとったら余計なお世話、世界第2位の透明度。
ソ連時代は外人が立ち入れなかった湖。そんなセリフが静寂を盛り上げる。
頭でうごめく三角関数。80キロ先が間近に見える理由を考える。
季節外れのビーチに夏の余韻。
おばちゃんが豪快な性格なのは、心臓を鍛えているせいかな。
簡単に夕暮れ色へ染まる場所。
湖は大地に変わる、3分間だけの全反射。
対岸だけじゃない、振り返ったら驚きは潜んでいる。
山の向こうは隣国カザフスタンの首都。長くて高い壁のせいで数百キロも迂回する。
大丈夫。絶景も釣れる湖畔。
秋の夕暮れはいい退廃。
遠回りしようかな、荒れ狂う野良犬が目の先に2匹。
残った理由がわからない。記憶の片隅に居続ける小さなレストラン。
見た目は普通の民家、英語の看板ゼロ。ロシア語のホテル"ガスティーニッツァ"を唱える宿探し。
町の中も外も、変わり映えのしない絶景続く。
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