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茶色い町に真新しいアスファルト。町の中からすでに始まる地上絵。
地上絵を見れるワクワク、初セスナのドキドキ。怖いんだけど乗るしかない。
ゲームで何度も操縦したセスナ。実物は無理だとすぐ悟る。
まずは自然が創り出した太古の絵。
右に左に首を傾ける。意外と難しい地上絵探し。
でたでた、知ってる絵。
あまりの大きさにゾクッ。もしや居るのか地球外。
パイロットはこれでもかと言うほど機体を傾ける。見おろした反対側の席の窓枠に小さな猿。
昔、校庭にかかとで絵を描いた。そう、残るって奇跡。
地上にわざわざ描く謎。シャチが持っているのは人の頭。
完成した作品を見れなかった古代人。とは思えない出来栄えだけど。
そもそも上から見る景色ってどれも新鮮。
地上絵だけじゃない。自然の景色もいいし、セスナの操縦姿もいいし。
圧巻の作品は、南北アメリカを縦断しているらしい道。
たった30分、されど30分、空の旅。
きれいだし、まっすぐだし、景色いいし。猛スピードじゃなければ最高の道だけど。
唯一、地上から地上絵が見える場所。鉄塔に登るとまずは自分の地上絵。
わかりにくい地上絵よりわかりやすい絶景。
お金をかけなくても世界遺産はできる。
太陽の舞台が終わり、すぐさま次の舞台。
さっきまでの興奮を冷ましてくれるトワイライト広場。
バス停に描かれた地上絵。後世に残るのはたぶんこっち。
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