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標高4300mのヒマラヤ最奥の地は、文句なしのポツンと絶景湖。
インド映画に感動し聖地巡礼にやって来る。インド人観光客と同じワンシーンを共有する。
かわいい馬の上でゆ〜らゆら。脳の幸せ物質あふれでそう。
ここに立って思うのは、 これからの人生も”きっと、うまくいく”!
いろんな違う色。それでも呼び名は同じ青。
幅は狭いくせして150キロもの細長さ。インド人観光客を置き去りに、静寂の秘境へ足を踏み入れる。
誰もいない何一つない、祈りの旗は五感を集中させる。
見知らぬ誰かのルーティン。神頼みは人それぞれ。
わかっているよ、と澄みきる理由を思う。
絶景、ときどき動物。今日の車窓。
上下じゃなくて左右にヘッドバンキング。わだちの悪路はクセが強い。
人も動物も、過酷な地を選んだ者に共通するのは穏やかさ。
水の中に手を入れてみよう。なんて思わせない5月の寒さ。
湖の途中に中国との国境線。平和な場所でいまだにファンタジーな銃撃戦。
目的地の村に到着。国境まであと15キロ、中国チベット自治区が丸見えの場所。
素朴な民家にホームステイ。家に数千万円かけるのがバカらしくなる夜。
動物たちのお食事処に人の通り道。
チラっと目を合わせ察してくれる。手ぶらでごめんね。
村の横の小さな丘。富士山より高い場所の穏やかならぬ登り坂。
着いた丘の上で大きくひと呼吸。次の呼吸からは旅のクライマックス。
夕暮れ刻一刻。静寂の景色も刻一刻。
古い暖炉から響く音、煮詰める夕食の香り、身振り手振りの笑顔。小さな居間のすべてがいい時間。
29.5日に1度の夜。エキセントリックな明るさを初めて思い知る。
影がカウントダウン。山のすき間のサンライズ。
早起きが苦手でも、早起きしたくなる魔法。
見どころは東西南北360度。
タイヤが突然パンク。ジャッキを使って華麗に交換。わずか10分間の初体験ショー。
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