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成都からラサへの約50時間。開通して1年弱の列車に乗って2泊3日の旅。
平均高度4500m、車内は航空機のように気圧調節される。
料金約1万円の硬座の寝台。布団と枕が付いた快適な席。
ドアの無い個室は、3段ベットが向き合う6人部屋。
食堂車。一回だけ利用したけど味びみょう。
弁当の車内販売もあるしカップラーメンもあるし。選択肢それなり。
普通席の車両。しんどすぎて需要なし?
西寧という駅で機関車がパワーアップ。チベット高原に向けて高度をあげる。
3日目の朝。起きたら広大な大地。
チベット高原は永久凍土。季節によって地面が凍ったり溶けたりするから、高架橋で沈下を防ぐ。
アンモニア入りの棒で地中の温度を保つ。すでに整列が微妙にずれてるし、もう地盤沈下?
天然サファリパーク。人を見つける方が難しい。
列車の中だとつい忘れてしまうけど、外は川も凍る過酷な場所。
一瞬で過ぎ去る景色にも、ひとつひとつの人生。
確かに地球の上を走っている。いつもはどこを走っているんだろう。
チベット鉄道の最高地点は海抜5072m。あともう少しだったのに、最高地点を見逃す。
標高5000mを超える世界は、標高5000mらしさを出さない場所。
全線をたった5年で造り上げる。不安はあるけど、この速さは本当にすごい。
初めて見る景色、窓に貼りつきっぱなし。
静寂の湖は、駅の名前になり路線図に書かれ、脱静寂。
カップラーメン越しの車窓に羊たちの食事。絶景を見ながらの昼飯っていいよね。
単線なのでたまに行き違いの停車。短い時間、静まりかえった本当の景色。
絶景の先にさらなる絶景。島国とは大きさが違うよな。
カーブの先に見える走る姿。旅している実感で一瞬の高揚感。
尾を引く車窓。目的地はどんな場所。
地平線から昇る太陽。車内にも朝が入りこむ。
駅前は気持ちいいくらい何にも無い。秘境駅、でもいいよね。
平和だった場所に列車が走る。そりゃみんな驚くはずだ。
広大な大地に居るもの。羊のみ。
広大な大地に居るもの。なし。
知らない村が流れ、知らない人が流れ、知らない世界の大きさ考える。
高山病対策でいつでも酸素吸入ができる。試したけど効果があるかは謎のまま。
過酷だけど余裕はなくさない。ラサへ五体投地で巡礼する素敵な人達。
不思議な魅力を持っているのが、一瞬で通り過ぎる町。
上書きされないように記憶しても、次々上書きされる。
やっと長い旅路は終わろうとしている。ラサまであと少し。
ラサ駅に到着。高層ビルに迎えられるのではなく、山に迎えられる。イメージ通りで良かった。
秘境に簡単に到着。もう秘境ではないってことか。
青蔵公路から見たチベット鉄道。違和感があるのは最初だけ。
鉄道の世界最高地点と世界最高所の駅がある。他にも世界遺産があったり見所満載。
車内は気圧調節しているはずなのに、トイレの窓はいつも少し開いている。調整してるの?してないの?
ラサからさらに奥へ、高速鉄道を建設中。
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