ラサ ナムツォ タクツェ シガツェ ギャンツェ 青海チベット鉄道 川蔵公路
ラサ ナムツォ タクツェ シガツェ ギャンツェ 青海チベット鉄道 川蔵公路 中国 ブータン ネパール インド ラダック
         T O P     >>     T R A V E L     >>    東 ア ジ ア    >>    チ ベ ッ ト    >>    川 蔵 公 路       


ラサから雲南省にある香格里拉(シャングリラ)という街まで、4日間のスリル溢れるバスの旅。





運よく乗れた寝台バスは、足が伸ばせて快適。551元(7500円ほど)。朝出発。





このローカルバスは外国人は乗ってはいけない。チベット内を移動する時は"外国人旅行書"が必要だけど、こっそり乗車。運転手とかは黙認。





昼頃、外人をチェックする最初の公安(警察)の検問。前の乗客のまねをしてしゃべらずバスチケットを見せてクリア。





休憩は公安に見つからないように息ひそめ。





川蔵公路もラサへ五体投地で向かう巡礼者を見かける。





歩く速度でグッラングッラン。ここのバスってジープ並みの走破力。





長い1日目もそろそろ終わり。林芝(ニンティ)という街で夕食。そしてまた夜の道へとノンストップで出発。





二日目の明け方、乗客全員がバスの外の暗い山中へと降りだす。言葉通じないから心底不安になりながらついていくと、100mほどの古い木製つり橋を渡ることに。バスの重量を少しでも軽くしたいから歩いたみたい。





つり橋のちょっと後。検問があったのに気付くも完全に油断。日本語で話していたら、知らない間に公安が車内に来ていて見事に検挙!公安の建物で1時間押し問答した末、賄賂。ではなく罰金500元(約7500円)を払う。値切りにも応じてくれず、でもちゃんと領収書をくれた。項目が"非法旅行"となっている。





二日目昼前に、波密(ポミ)という町を通過。





ヒマラヤ山脈のど真ん中、ちょっと変わった景色では驚かない。





名もない絶景を次々と走り抜けていく。





然烏(ラウォ)という町で昼食。美しい湖と雄大な山がそびえる場所。カメラを4日間充電できない、バッテリー温存だったけどもっと撮ってればな。





力ずくで切り開いた感じで、落石が怖い道。





人や動物の気配がない、植物もほとんどない、地球らしくない。





標高が上がり雲はどんどん近くなる。





夕方、八宿(パシュ)という町を通過。この辺は小さな村が点々と続く。





ここの山は色も形も個性的。





ヒマラヤの大深部。便利さとは無縁だけど、素朴さ満載。





邦達(ポムダ)という町の手前。サルウィン川(怒江川)という大河の源流が、絶壁の狭い谷をつくる。逃げ道が無いからこそ厳しそうな検問がある。すぐに狸寝入り、運良く停められず。





3日目。目が覚めたら銀世界。





どこの峠の頂上にもタルチョ(お経が書かれた旗)がはためく。





左貢(ゾゴン)という町を過ぎた後、絶景の峠下り。





いくつもの山を越え谷を走り、メコン川渡り。バスの外側は過酷な旅を語りだす。





冬に向けて準備をしないといけない場所。もうすぐ厳しい季節がやってくる。





芒康(マルカム)という町。ここでラサからの川蔵公路ともお別れ。川蔵公路は終点の成都へ向けてこのまま進む。バスは南下してシャングリラへ。





景色は良いのに道路が最悪の状態。2日間進んだ距離を考えると、今日中にシャングリラに着きそうだけど、一気にペースダウン。





旅は知らない事にたくさん遭遇する。調べてみたい事がどんどん増えていく。





伝統的な家や伝統的な服装、この辺りのチベット族はおしゃれでセンスがいいな。





だいぶ山が低くなっても、まだまだ富士山より高い場所。





悪路全開。アクセルほとんど踏めず。





つるつるの泥の上で、2台揃ってあっちいったりこっちいったり。そっち崖!





泥にはまって完全に進めなくなる。バスを押して200メートルをダッシュ。うっかりしてた〜!4500mの高地で一気に頭が割れるように痛みだす。地元の人と同じ行動は危険すぎる。





泥の峠道を抜けたら、深い谷のかなり危険な道へ。はるか下には荒々しく流れるメコン川。結局この整備されていない悪路を丸1日走る。





落石防止と舗装工事をあちこちで実施中。砂ぼこりはすごいし、落石も危険だし、切り立った絶壁だし。





落石防止の工事をしても新たな落石。自然にはかなわないけど、あと数年もすれば、今よりずっと走りやすい道に変わっているかな。





4日目、最終日。すでにチベット自治区は抜け雲南省へ。だから公安も怖くない。でも、チベット自治区を抜けても、シャングリラまではチベット族が住むエリア。





すぐ下には長江。さっきまで走っていたメコン川。さらにおととい走ったサルウィン川。ここは3つの大河が並走するおもしろい場所。三江併流という名の世界遺産。





どこかに飛行石が埋まっていそう。ラピュタのパス―の町を思い出す。





観光客なんて来ないヒマラヤ奥地だけど、こんなに素晴らしい世界があるんだな。





いい景色を見ながら衣食住に困らずのんびり暮らす。コンクリート見ながらお金に困らずせかせか暮らす。





パキスタンのフンザとそっくりの場所。横に長いヒマラヤ山脈の左右それぞれのすみっこ同士。





ガソリンスタンドなんてほぼ無い道中。でっかいタンクと予備タンクに積んで、無くなったらその場で補充。でも真横でタバコ吸わないで!





乾燥した茶色い大地から、だんだん緑の量が増えてくる。やっとヒマラヤ山脈を抜けたかな。





遠くにシャングリラの街。バスで3泊4日、79時間も揺られてヒマラヤ横断する。シャングリラの街はこちらから。