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いくつもの山を抜けたどり着いたヒマラヤ奥地。フンザと呼ばれる地域は、まさに桃源郷シャングリラのモデルとなった場所。
7000m級の山々に囲まれた素朴な谷に、緑があふれ花が咲く。目の前の世界は次々と心に押し寄せる。
ここはナウシカの居た"風の谷"。らしいけど、そんなの関係無しに平和で美しい。
民家の裏から延びるただの小道でさえ、最高の散歩道。
辺りが闇に消えても夕日を浴びる。標高7800メートルの山は桁違い。
宿のカーテンを開けた時に飛びこむ大パノラマ。カーテンを閉める前に散らばる大星雲。
春にピンクの花が咲き乱れるアンズの木。5月に訪れたら食事はアンズの食べ物だらけ。
町のすぐ裏には7400mのウルタル峰。町との標高差5000mで、すぐに首が痛くなる。
谷を見下ろす場所に700年もたたずむお城。争いではなく人々の平和を見守ってきた。
みんなゆっくり登る村の坂。息ハーハー、言葉いらずのコミュニケーション。
何気もなしにくれる優しさ。お金では計れない、豊かな生活があふれている。
ちょっとチクチクするけど暖かい。パキスタン色に少しだけ染まる服を買う。
マイペースなヤギ達は、みんなを笑顔でつないでくれる。
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